5月31日(日)、アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡)に行ってきた。館内には陶器を中心としたコレクションが展示されているが、建物だけでも見る価値がある。
この建物は、大正の初期から昭和の初期に、関西の実業家、加賀正太郎によって別荘として建てられたもので、イギリスのチューダー様式をもとに、加賀自らが設計。
その後建物は加賀の手を離れ、荒廃が進んでいたが、その後保存運動が高まり、アサヒビールの管理するところとなり、1996年に美術館として開館した。また2004年には国の有形文化財として登録された。
保存運動に関してはWikipediaに詳しい。ここにマンションが建たなくて良かった。
2階にはカフェも開いていて、あたりにいいにおいを漂わせていたが、おりしも日曜日で席が埋まっていたし、昼食前だったので見合わせた。テラスにも席が設けてあり、眼下に広がる美しい風景を眺め、緑を渡ってくる風を感じながらコーヒーが味わえる。
美術館には安藤忠雄の設計した新館も併設されていて、モネの睡蓮の絵などが展示されている。
写真も撮ってきたけど、肝心の建物の写真は、あまり出来がよくなかったのでカット。
なお、館内での撮影は禁止されています(テラスからの撮影等は可)。
▼美術館入口のトンネル。このトンネルがなかなか素敵だった。これも有形文化財に含まれている。
LUMIX G1 + LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
▼美術館の前庭
LUMIX G1 + LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.