8月29日のTV報道によると、JR西日本が全国の自治体に貸し出し、各地の公園などに展示している蒸気機関車(SL)に、アスベスト(石綿)が使われているおそれがあるという。「断熱材として蒸気機関車の胴体にある配管に巻きつけて上からテープなどで固定したり、ボイラーや運転台の鉄板の内側にはり付けられたりしていた」(NHKニュース)らしい。通常の状態で管理していれば、アスベストが飛散するおそれはないというが、できるだけ見学者が運転台に入ったり、触れたりしないよう要請したという。
テレビのニュース画面では尼崎市大物公園のSLが写し出されていたが、ここは先日見学したばかりだ。しかもしっかり運転台にまであがって見せてもらった(笑)。でもこのSLは常にきれいに整備されているし、運転台の中を見渡してもアスベストを吸い込むような心配はほとんどなかったと思う(そのときはアスベストのことなど頭になかったが)。でも心配であればあまり運転席になどは上がらない方がいいかもしれない。
それよりもいちばん心配なのは、かつて蒸気機関車を運転されていた元機関手の方たちだろう。運転中、あるいは整備中にアスベストを吸い込んだ可能性は大いにある。